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【漫画】おおきく振りかぶって 1~26巻【感想】

最近、ひぐちアサ先生の漫画作品、おおきく振りかぶってを読みました~。
感想を書きたいので書きます。


多少内容に触れるので、ネタバレOKな方のみお進みください。














































大丈夫でしょうか。




【スポーツ嫌いに、スポーツしてみたいと思わせた漫画】

私はスポーツが大嫌いです。
理由は、走るのがとても遅く、かけっこをすると皆から大きく遅れてゴール…、投げたり掴んだりが苦手で球技が出来ない…、といった風に、スポーツをすると、恥ずかしい思いをするからです。
バレーのサーブが相手コートに届かない…、等、チームの足を引っ張ることだらけで、球技をしても、チームに申し訳ないばかりで全然楽しめません。


体力や筋力が人より無いから、走るのが遅いし、ボールを使いこなせないんだ、と、思ってました。
スポーツ音痴は直せっこない、と思ってました。


でも、この漫画を読んで、野球って、投げたり打ったり走ったりという「力」だけでなく、「考えること」も大事なんだな、と、思いました。

スポーツって、筋力が高いから上手なのだと思ってましたが、違うんですね。


野球の上手い田島君は、体小さいし細め。
でも、観察眼が優れてて、相手を観察して見抜けるからこその活躍が沢山ありました。



この漫画を読んでから、運動が苦手、等のワードでインターネットを検索してみました。
すると、もしかしたら、運動は、「コツ」を掴むだけで出来る事なのかなと思いました。

そういえば、小学生の頃、体育の授業で、出来なかった逆上がりを、休み時間とかに何回も練習して出来るようになりました。
補助器具や、友達に補助してもらって、コツを掴んでいった感じでした。

また、一輪車の授業もありましたが、私は乗れなくて、買ってもらって家で何回も練習して、乗れるようになりました。
これは、いっぱい練習して、でも乗れなくて、暫く練習を止めてまた再開したら乗れるようになってた、という不思議を経験した記憶があります。


でも、縄跳びの二重とびは、いくら練習しても、期間を空けて再開しても、飛べませんでした。二重とびってなんだろう?と分からないまま練習してたからかもです。



あとは、大人になってから、スポーツの上手い人に話を聞くと、大抵、コツを話してくれます。
以前は筋力>コツだと思ってたので、あまり心に響きませんでしたが、今は、コツを掴んでるからこそ筋力も生かしきれるんだなと思えます。


もう、こうなると、自分もスポーツしてみたくなってきます。
スポーツを楽しみたい、と思えます。

勿論、コツだけじゃ、カバーできない部分もありますよね。
でも、コツを掴むだけでも、人並みには、出来るようになるのかなと思います。
多少下手でも良い、皆と楽しめるくらいのレベルで十分なので、スポーツ出来るようになりたいです。








【面白いトレーニング方法】
1、
プラス思考のトレーニングの、食事を利用する方法を、普段の生活に取り入れました。


2、
自分で自分の明確な目標をたてる、というのは、数ヵ月前に、まだ漫画を読んでない時に、別の機会で知って、実践してました。
やってみて驚いたのですが、目標を明確化し、その実現のためにやることを明確化すると、超強力なやる気がわいてきて、同時に、達成できる強い良いイメージもわいてきました。
この時の目標は、近い未来の目標でした。


ただ、数ヵ月経ち、段々弛んできてたので、気を引き締めるために、また実践しました。

モモカンの指導のように、頻度は毎月やるくらいが良さそうですね。





メンタル面を鍛える事に物凄い興味を持っているので、この漫画を読みながら、何度も、ビビビっと、強い刺激を感じました。

野球の漫画から、まさか、このような発見が得られるとは思いませんでした。







【三橋君への共感】

主人公の三橋君は、言いたいことを相手に言えない(言わない)ですよね。
ひとりで悩んで独りよがりな考えをして、それなので物凄く、無駄な悩みや徒労が多いです。
もっと思った通りに伝えればいいのに、と、思うのですが、私も現実では、わりと三橋君状態になってしまいがちです。

この漫画では、登場人物達がお互いに考えたことを話さずにすれ違ってる場面が、結構ありますよね。
ひぐち先生、上手いですねぇ~。

三橋君や、他のキャラが、自分の考えや疑問を言わないからすれ違ったり、思いもかけず相手を傷付けたりする場面を見ると、腹を割って「話す」事って大事だなぁと思いました。


ただ、私の場合は、言うべき事は言えないのに、言わない方がいいことは言ってしまう、という、困った性質を抱えてます。
これも、スポーツ同様に、瞬間的に考えていない、考えが浅いからかなと思います。
スポーツすることで、この困った性質の解消に繋がるかもしれません。


この漫画を読んでから、少しずつ、自分の疑問や考えを話せるようになってきました。
思った事を話す、というより、いかに腹を割れるか、自分の弱さをさらけ出せるか、と意識しています。
これなら、相手を傷付ける内容には繋がらないと思うからです。









【読んでて困ったこと】

おおきく振りかぶって、が大好きになりましたが、読んでて困った?こともありました。

それは、作者さんとの温度差、です。

作者さんは、一人一人のキャラクターを作り込んでらっしゃいます。
主人公のチームメイトは勿論、ライバル達もです。


主人公達と試合をしたチームなら、愛着がわきます。

でも、まだ、主人公達と試合をしてない、未来のライバルとなるチーム(強豪高等)の試合が、合間合間に書かれます。
突然、こちらからしたら知らない人達の試合をじっくり書かれるので、私は、「??」と、驚きました。
また、それよりも、三橋君達の話が読みたいんだけどな~、と、ストレスも感じました。

知らないチームの試合でも、ひぐち先生は上手いので内容は面白いのですが、私にはそのキャラクターへの愛着がないので、このようなストレスがわきました。


もしかしたら、意図的にこのような作品作りをされてるのかもしれませんが、私にはこれはマイナスでした。





また、登場人物が多すぎるのと、キャラの書き分けが甘く、絵を見てるだけじゃ、誰が誰か分からないのは、読んでて困りました。
ただ、絵柄に関しては、その作者さんの書いたままでいいと思ってるので、ま、いっかな~と思ってます。










【まとめると、早く続きが読みたい】

目標が甲子園優勝なら、主人公達の物語は、まだまだ、始まったばかりのところですよね。

主人公達のこれからが楽しみで、早く、続きを読みたいです。